JA葬祭神奈川(神奈川県JA葬祭事業運営協議会)は、川崎市中原区にある曹洞宗大乗院に、葬儀などで使用済みとなったロウソク約80キロを託しました。この使用済みロウソクは大乗院住職を通して「取手市立障がい者福祉センターふじしろ(茨城県取手市)」に贈呈され、施設利用者が手作りする着火剤として生まれ変わります。
施設利用者が楽しみながら作っている着火剤は、粉砕した木材と溶かしたロウソクを固めて成型され、バーベキューや薪ストーブの焚き付け用として地元のホームセンターで販売されており、店頭に並ぶと即完売してしまうほどの人気商品となっています。この売り上げの一部が施設利用者へお給料として渡されますが、現状は、材料となるロウソクが不足しているため思うように着火剤が作れず、店頭に安定して並べられない状況が続いています。
そこで、JA葬祭神奈川では、「施設利用者の就労支援」「廃棄品の有効活用」の一助として、これまで捨ててしまっていた使用済みロウソクを県下JA葬祭で集める取り組みを開始、今回の贈呈に至りました。施設利用者の「笑顔」や「元気」につながれば幸いです。
JA葬祭神奈川では、今後もこの取り組みを継続してまいります。
SDGsにも繋がるこの「ロウソクの輪」が、この記事を読んでくださった皆様の温かいお気持ちによりさらに広がりますように。
※画像は右から、大乗院住職、JA葬祭神奈川(神奈川県JA葬祭事業運営協議会) 平澤会長、徳重副会長